突然ですが皆さん、6月と12月に共通することって何かわかりますか?
ヒントは「2018年までは共通じゃなかったけど2019年から共通になったこと」です。
正解は…
6月、祝日が1日もなくて絶望した pic.twitter.com/YwtvgKDmOx
— まゆたろー🐮226事件🍣 (@karaageman_ol) February 12, 2020
そう、祝日がない月ですね!
「いやいや、12月は天皇誕生日があるじゃん」
という気がしがちですが、元号変化に伴い天皇誕生日が12月から2月にスライド。
結果、令和は祝日がない月が6月と12月の2つに増えることになりました(こういう書き方をすると少し損した気分…)。
30年間12月にあった祝日が移動するわけですから、違和感というかなんというか、イマイチしっくり来ていない方もまだまだ多いのではないでしょうか。
今回はそんな天皇誕生日に関するアレやコレやのいろいろなトピックをまとめてみたいと思います!
目次
天皇誕生日とは

天皇誕生日はその名のとおり「天皇の誕生日をお祝いする日」です。
もともとは永久に不変なものごとを意味する「天長地久」からとって「天長節」と呼ばれていましたが
1948年に国民の祝日に関する法律が制定されて以降は現在の名前に改称されました(ちなみに地久節は皇后の誕生日を指します)。
天皇誕生日は基本的には今上天皇の生誕を祝う日なので、令和は徳人さまの誕生日である「2月23日」が天皇誕生日に該当します。
2020年の場合は日曜日のため、振替休日の24日を含めて3連休が発生することになりますね。これは嬉しい!
天皇誕生日がなかった2019年。祝日が減ったと思いきや……?
今上天皇が即位されたのは2019年の5月1日。
その時点で2月23日は過ぎてしまっていたので、2019年は天皇誕生日がないという珍しい年になりました。
「じゃあ去年は1日休みを損してたのか…」
という心配はいりませんのでご安心を。
2019年は4月30日と5月2日が「国民の休日」、5月1日が「新天皇即位日」、さらに10月22日が「即位礼正殿の儀」としてなんと4日も祝日が増えました。
天皇誕生日の分を差し引いても例年より3日お休みが多かったわけで、その面ではむしろかなり得をした年と言えますね!
それまでの天皇誕生日はどうなるの?

令和から天皇誕生日が2月23日となるのはお伝えしたとおりですが、ではそれまで天皇誕生日であった日はその後どうなるのでしょう?
結論から言うと、歴代の天皇誕生日はその後も何らかの形で祝日として残るパターンが多いようです。
明治天皇の誕生日であった11月3日は「文化の日」として現在も残っていますし、昭和天皇の誕生日・4月29日も「昭和の日」として同様です。
大正天皇の場合は現在は残っていませんが、崩御後20年ほどの間8月31日が「大正天皇祭」として祝日扱いとされていました。
このように、近代においては代替わり前の天皇の誕生日も祝日として残っていく傾向があります。
12月23日は平日のまま。将来はもしかしたら…
一方、先代天皇である現上皇の誕生日・12月23日は祝日扱いはされていません。
これは先代天皇が生前退位されたことで、天皇と上皇が存在している現状があるためです。
上皇の生誕日である12月23日を祝日としてしまうと「権威が重複してしまう」ことから、いまのところは祝日とする予定はないとされています。
ただ将来、二重権威の懸念がなくなるのであれば、この日も何らかの祝日として残される可能性は十分考えられます。
日本以外にも!誕生日を祝日にしている国々
タイ
12月5日は、ラマ9世国王の御誕生日。 #วันพ่อ
ワンポー または#วันพ่อแห่งชาติ
ワンポー・ヘンチャートタイの父の日で、
国民の休日です🇹🇭 pic.twitter.com/mcjeelGGbb— タイ語たん🇹🇭 (@thaigolink) December 3, 2019
タイではラーマ9世前国王の誕生日である12月5日が祝日に定められています。
若干18歳で国王の座につき、約70年ものあいだ国のために尽くしてきた姿は多くのタイ国民から敬愛されていました。
オランダ
【祝 キングスデー!】
今日4月27日は、オランダの現国王、ウィレム=アレクサンダー王(画像)の誕生日です。
オランダ最大のイベントとも言えるキングスデーは、街中が王家の象徴とされるオレンジ色に染まり、船上、路上での音楽やパーティ、フリーマーケット、移動遊園地などで盛り上がります。 pic.twitter.com/7cltKngE3f— KLMオランダ航空 (@KLM_JP) April 27, 2019
オランダといえばベアトリクス元女王の誕生日をお祝いする「女王の日」が有名ですが
現在はその息子であるアレクサンダー国王の誕生日・4月27日が「王の日」として祝日になっています。
イギリス連邦諸国
6月の第1月曜日は、ニュージーランドの”Queen’s Birthday”で祝日。今年の女王誕生日は、本家英国は6月8日(土)、隣のオーストラリアでは6月10日(月)*WAとQLDは別の日。どれも女王の本当の誕生日ではない。これはもう5年前の記事で、NZは政権が代わり、日本は元号が変わったけど、女王様はご健在です。 pic.twitter.com/hpBn5u9a6s
— Kazzy NZ (@Kaz34NZ) June 3, 2019
エリザベス女王の生誕をお祝いする女王誕生日。
実際の誕生日は4月なのに公式誕生日は6月のため、1年に2回誕生日があるという少し不思議なことになっています。
4月のイギリスは天気が良くないので6月にずらしたんだとか。アバウトすぎない?
【番外】天皇誕生日だけじゃない! いろいろ変わる2020年の祝日

・海の日:7月第3月曜→7月23日
・スポーツの日(旧体育の日):10月第2月曜→7月24日
・山の日:8月11日→8月10日
なんでこんないっぺんに変えるの?
結論から言うとオリンピックによる混雑の緩和が狙いです。
7月24日はオリンピックの開会式当日、8月10日は閉会式翌日のため都内を中心に大変な混雑が予想されます。
その日を休日にすることで通勤退勤ラッシュの発生を防ぎ、少しでも往来をスムーズにしようということです。
例年の感覚のままだとせっかくの休日をうまく活かせなくなってしまうかもしれないので、今のうちに注意しておきたいですね!
まとめ
いかがでしたか?
天皇誕生日は日本の象徴の生誕をお祝いする大切な日。
特別なにかする必要はないまでも、日頃の尽力への感謝だけは忘れずにいたいものです。
今回の記事が皆様の興味のきっかけとなれたら幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました!