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「パズドラチャンピオンズカップ TGS2019」でJrプロ『ゆわ』選手が優勝したが賞金は貰えず!
9月14日、スマホ「パズドラレーダー」プロ選手の賞金制大会「ドラゴンブースト presents パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW 2019」が行なわれ、「パズドラ」のJeSU ジャパン・eスポーツ・Jrライセンスを持つゆわ選手が優勝した。優勝賞金は500万円だったが、Jrライセンスの規定により賞金の贈呈はない。
出典:神速の指技! 「パズドラチャンピオンズカップ TGS2019」でJrプロ・ゆわ選手が優勝!
>Jrライセンスの規定により賞金の贈呈はない。
JeSUのジュニアライセンスの規定はどうなってるの?
JeSUの規定では以下のようになっています。
>ジュニアライセンス保持者は、JeSUがIPホルダーその他関係者と競技の上で別に定める場合を除き、予め賞金(報酬)を授与する権利を放棄するものとする
おそらくこの規定ですね。
しかし何故ジュニアライセンス保持者は賞金を獲得できないのでしょうか?
いくら読んでも明確な理由は書かれていませんでした。
ジュニアとはいえ『プロ』ライセンスを発行しているわけですから、賞金を出すのが妥当と思いますが……。
他のスポーツではなかなか有り得ないことのような気がしますね。
賞金を貰えないことに対してネットの反応は?
いやいやいやいや
賞金渡しなさいよ??
Jrライセンスが問題って事は、年齢が?
なら後で渡すとかもあるだろ
なんだよ将来また頑張ってもらえればって
まるでブラック企業のやりがい搾取かよ— 瑠貴マッ㌧@ポルノ神VS神🐱( ‘-‘ 🐱 )ネコチャン (@rukimnesis) September 15, 2019
そもそも子供に大金を渡しちゃいけない理由がわからない。
無駄遣いして浪費したとしても、それは自業自得だし、勉強になるだろう。
お金持ったらグレるの? 金を持ったからって、誰もが悪いことをするわけでもない。成人だって、お金渡したら競馬に全額突っ込む人もいるけど、それでいいじゃん。— 岡安モフモフ(アーガイル社長)@ゲーム・ボドゲ・食べ歩き好き (@shields_pikes) September 15, 2019
ほんとそれなんですよね。
ライセンス規約の中でも要約すると、Jrライセンス所持者が中学卒業して、保護者の同意が取れたらプロライセンスに変更できるよってなってるので、プロライセンスに変更した時点で支払うでいいと思うんですよね。もしプロにならずにJrでやめるなら仕方ないですが。— ぬじ (@nujipon) September 15, 2019
社会通念として小中学生に大金を渡せない、には賛成しますが、なら賞金を出せない年齢層と出せる年齢層の2部構成にするべきだったのでは
— メフィラス星人ナズナ (@tareastar) September 15, 2019
やはりかなり否定的な意見が多いですね。
そもそもJeSU(日本eスポーツ連合)ってなんなの?
日本eスポーツ連合(英語:Japan esports Union、略称:JeSU)とは、エレクトロニック・スポーツに関連する日本の一般社団法人である。
JeSUは2018年2月1日より活動を開始した団体。コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主導し、日本オンラインゲーム協会(JOGA)の後援のもと、日本国内の日本eスポーツ協会(JeSPA)、e-sports促進機構、日本eスポーツ連盟(JeSF)の3団体を1つに統合した団体である。
出典:Wikipedia
eスポーツの大会では高額賞金が出るのが世界レベルで見ると常識なようですが、どうやら日本の法律では色々と問題があったようです。
そこでできたのがJeSUで、プロライセンスを持っている参加者に賞金を報酬という形に変えて渡せるようにしたみたいですよ。
プロライセンスにはどんな種類があるの?
『ジャパン・eスポーツ・プロライセンス』
→15歳以上で義務教育を修了している者で、プロライセンスの発行の条件を満たすと判断される選手へ発行(20歳以下は親の許可が必要)
『ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス』
→13~15歳で義務教育を修了していない者で、プロライセンス発行の条件を満たすと判断される選手へ発行(親の許可が必要)
→賞金は放棄
『ジャパン・eスポーツ・チームライセンス』
→公認メーカーからの推薦や承認を受けたチームで、JeSUが認めたチームに発行
上記の3つがあります。
13歳~15歳はジュニアライセンスになり、賞金を受け取ることができません。
現時点では『ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス』を持っているのは一人
JeSUの公式サイトのプレイヤーの欄を見ると『1人』になっていますね。
つまり今回優勝した『ゆあ』選手しか持っていないライセンスになります。
プロ大会とジュニア大会を分ければいいのではという意見もありましたが、1人ならそういうわけにもいかないですね……。
ストリートファイター5の試合でも500万円が10万円に!?
9月15日、東京ゲームショウ2019内で執り行われたeスポーツ大会「『ストリートファイター5』カプコンプロツアー2019スーパープレミア日本大会」において、本来優勝者に提供される予定とされていた賞金500万円が、またも10万円に減額される問題が発生しました。賞金の減額対象となったのは、ストリートファイター5の国内有力プレイヤーである「ももち」選手。ももち選手は、大会主催者が賞金の満額支払いの「条件」として設定している、日本eスポーツ連合(以下JeSU)の発行するプロライセンスをその制度の発足当初から受け取り拒否しており、大会規定に基づき賞金の満額支払いが出来ないとして最大10万円への賞金減額となりました。ももち選手への賞金が減額されるのは、2018年12月に行われた同ゲームタイトルの大会に引き続き2度目となります。
出典:国内有名eスポーツ大会:優勝賞金500万円がまたも10万円に
「ももち」選手はプロライセンスを受け取り拒否しているみたいですね。
JeSUは高額賞金の受け取り者を、JeSUが発行するプロライセンスを保有する選手に(1)限定する(2)限定しない――の2パターンで照会。消費者庁は、2パターンとも「賞金が仕事の報酬などの提供と認められる場合は、景品表示法に違反しない」という回答だった。
出典:日本でのeスポーツ高額賞金大会、法令上問題なし 消費者庁に確認
法律上問題があったからJeSUができたはずなのに、省庁は『問題なし』としているようです。
あれ?JeSUってもしかしたら、いらないんじゃ?って思ってしまいましたが、どうなのでしょうね。