初めましてkyonkyunです。33歳独身です。
タイトルの通り、私は15歳の頃よりパニック障害を患っており、残念ながら完治には至っていません。
そんな私でも心折れずに生活してこれたのも家族や友人、クリニックの先生のおかげです。
今では一端の生活を送っていますが、そんな私が挫けそうになった時に読んだ本を紹介したいと思います。
パニック障害ってどんな病気?
パニック障害では、思いがけないときに突然、動悸や息切れ、強い不安を伴うパニック発作が生じます。
そしてパニック発作が繰り返されるうちに、発作に襲われることに対する予期不安や発作が生じる状況に対する広場恐怖を感じるようになり、毎日の生活に支障をきたすようになってしまいます。『パニック障害ってどんな病気?』より引用
目次
パニック障害の私が人生で買ってよかった本ベスト1『不安がスーッと消え去る17の方法』
第1位 不安がスーッと消え去る17の方法 (著:弥永英晃 大和出版)
この本はかなりパニック障害の方向けです。
パニック障害と言えば「電車に乗る事が出来ない」「人が大勢いる所は無理」とおよそ健常者には理解され難い病気です。
私も一時期は電車やバスには家族同伴でないと乗れない時期がありました。
この本では薬と併用して自分が抱える不安をどのように克服していくか方法が示してあります。
例えば有名な「親指と人差し指の間にあるツボを押す話」や「平気・平気と暗示をかける」方法も記述されています。
私は経験から言うと認知行動療法が向いていると思いましたが、向かない人々も大勢いるようです。
そんな人々に17の項目を用意しています。
本書の帯にはこの本を読み克服に向かっている人の意見も載っています。
パニック障害の私が人生で買ってよかった本ベスト2『Think Positive 心の持ち方 完全版』
第2位 Think Positive 心の持ち方 完全版 (著:ジェリー・ミンチントン ディスカヴァー携書)
この本は心の持ち方を92のテーマに沿って(1テーマ2ページ)紹介していくスタイルです。
心の持ち方なんて簡単に言いますが人によってバラバラです。
また体調の良い時と悪い時では持ち方も変わってきますよね。
例えば「ノーと言う」という項目があります。
私たち日本人は基本的にイエスと言うのが口癖になっているらしいです。
理由は「ノー」というと相手を不快にし、怒らせる場合もあるから。
しかし無理にイエスと答えた自分の心はどうだろう?
窮屈な思いをしているに違いない。
こんな感じで世の中にある当たり前の事を「本当にそれでいいのか?君の心は疲れていないか」という視点で論評していく。
とてもリズム感良くサクサク読める本となっています。
パニック障害の私が人生で買ってよかった本ベスト3『あなたを変えるたった1つの「小さなコツ」』
第3位 あなたを変えるたった1つの「小さなコツ」 (著:野澤卓央 祥伝社黄金文庫)
この本は筆者の実体験を元に書かれた本で、成長の過程で暗闇にいた筆者が光に当たる為に何を変えていったかを細かく書いたものです。
この本には共感する部分がたくさんありました。
特にパニック障害を患っている自分には痛い程に。
「自分に劣等感がある時にするコツ」や「将来への不安に襲われなくなるコツ」などは病気に罹っていない人でも共感できると思います。
私もしている事なのですが、自分の中にある不安や不満を全てノートに書きだし破り捨てる。
一種の療法でもありますが効果があります。
コツと書いてあるだけあって、難しい事をしているのではありません。
筆者は現実をそのまま受け入れる事をしているだけです。
社会の暗闇にいた彼が経験豊富な老人に出会い、その後も転機となる人々に出会いながら光にあたる場所へ辿り着く。
素晴らしい作品です。
パニック障害の私が人生で買ってよかった本ベスト4『「みんなの意見」は案外正しい』
第4位 「みんなの意見」は案外正しい (著:ジェームズ・スロウィッキー 角川文庫)
この本ははっきり言って難しいです。私は読破に1週間かかりました。
「みんなの意見」とはこの本でいう集合知、皆さんが経験してきた事柄の蓄積物を指します。
例えば著書の中で数十人の村人に「あの牛の重さはその位か」と尋ねる件があります。
牛の重さなんて牧場に勤めている人でもあやふやなのでは、と感じますが村人達が答えた重さの平均をとるとなんと牛の重さと微小な誤差だったのです。
これはグーグルなどのウェブページ検索予測にも応用されている話です。
つまり「みんなの意見」は正確な結果を予測できるものなのです。
私はこの本を読み終えた時、多くの人々の意見を聞き入れる必要があると感じました。
「あの人のいう事は当たっている」「この人のいう事は的外れだ」と決めつける事なく集合体として蓄えれば、いつか病気にも役に立つ知識となる可能性もあるのですから。
パニック障害の私が人生で買ってよかった本ベスト5『いちいち気にしない心が手に入る本』
第5位 いちいち気にしない心が手に入る本 (著:内藤誼人 王様文庫)
この本は主に「自分の意見が周りにどう思われているか気になって仕方ない人」や「失敗した時の事を考えて足が出ない人」向けです。
内容はどのようにしたら心が強くなるかのコツを心理学者の実験などを元紹介していく形です。
例えば「心の免疫力を付けるにはどうするか」の章に「解釈をあえて良い方向に曲げてしまう」という解決法が載っています。
相手が黙って自分の論文を読み込んでいる場合に「どこかおかしな文章があったかな」と不安になるのでは無く、「熱心に読み込んで面白いのだ」とポジティブに捉える事が大事なのです。
不安にならない人間なんていない。
自分がその不安をどう捉え、立ち向かっていく必要があるのかを全5章にて語っています。
まとめ
以上5つの著書を紹介させて頂きました。
本の書き方、ジャンルも一見バラバラの様に見えて、通じる所はありました。
私自身影響を受ける項目がいくつもありましたし心境に変化もありました。
是非とも読んでみる事をお勧めします。
またパニック障害にかかっている方の殆どがメンタルクリニック等に通っている事でしょう。先生に言われた治療方法、考え方が著書の中にもきっとあります。
自分には今これが必要なのかとチャレンジする事をお勧めします。