みなさんは、渋谷といえば何を思い出しますか?
ハチ公?センター街?それとも公園通り?
見どころいっぱいで年中賑わっている渋谷の街に、12月5日に新しいランドマークとして「東急プラザ渋谷」がオープン!
今回は、渋谷の新名所として人気を集めそうな「東急プラザ渋谷」がどんな建物なのかを紹介。
また、今年2019年に渋谷駅周辺で完成が相次いだ新しいビルをまとめて振り返ります!
目次
東急プラザ渋谷、愛称は「渋谷フクラス」
■渋谷フクラスに「東急プラザ渋谷」が開店
12月5日新生東急プラザが40代以上をターゲットに開店しますが、渋谷フクラスの諸施設は先月から順次使用開始となっています。渋谷12系統等の東急バスターミナルも1Fに。2019年12月3日撮影。#東急 #渋谷フクラス #渋谷スクランブルスクエア pic.twitter.com/PiImOa2WBZ— 電鉄急行 (@nqh2ZnSJN4pcODK) December 3, 2019
東急プラザ渋谷はどこにあるかというと、渋谷駅の西口です。
待ち合わせスポットとしては、ハチ公像よりもモヤイ像に近い方にあたります。
同じ場所には、1965年に開業した同じ名前の『東急プラザ渋谷』が建っていました。
しかし、2015年3月に惜しまれつつ閉館!
再開発によって4年ぶりに、地上18階・地下4階、高さ103mの高層ビルとして生まれ変わりました。
ビルの愛称は「渋谷フクラス(SHIBUYA FUKURAS)」
語源は日本語の「膨らす(膨らます)」で、“渋谷やこのビルを訪れるすべての人々の幸福を大きく膨らませていきたい”という思いが込められているとのことです。
どんな建物?どんな施設が?
新生・東急プラザ渋谷が開業! 最上階のルーフトップガーデン、2~7階の店舗を写真で紹介 https://t.co/UNcWY6sYyY #東急プラザ渋谷 #渋谷 #渋谷フクラス pic.twitter.com/weCoj0Cq6J
— Travel Watch (@Travel__Watch) December 5, 2019
渋谷は若者の街というイメージが強いですね。
しかし、渋谷は巨大なターミナルでもあります。
駅の周辺には会社のオフィスも多いので、幅広い年齢層の人が行き交っています。
そこで東急プラザ渋谷は、一般的な渋谷のイメージよりは少し高めの、40代以上の人をターゲットにしました。
コンセプトは、「大人を楽しめる渋谷へ」
目玉となるショッピングゾーンは2~7階で、全部で69店舗あります。
2~4階には全国の老舗ブランドや新しい業態の美容・健康関連の店舗が勢揃いしました。
また、6~7階の飲食フロアは、その名も「渋谷グラン食堂」として様々なジャンルの料理を楽しむことができます。
ユニークなのは5階で、テーマが「シブヤライフラウンジ」。
“終活”やプレミアムな旅行といった、ちょっと高めの年齢層が関心を持ちそうなテーマを扱うテナントが集まっています。
もう一つの目玉が、交通や観光の新しい拠点としての役割です。
1階には観光支援施設「shibuya-san(シブヤサン)」が設けられて、外国人スタッフが「観光コンシェルジュ」として観光を案内。バスターミナルからはリムジンバスで羽田空港や成田空港へ行くことができます。
そして高層ビルでは定番の展望スペース。
最上階である17~18階に、渋谷の街を一望できる屋上庭園があります。最終入場は22時30分なので、新しい渋谷の夜景を体験できるチャンスですよ!
渋谷スクランブルスクエア、渋谷パルコ…相次ぎ開業した新しいビル
渋谷に新ランドマーク 超高層複合施設「渋谷スクランブルスクエア」開業https://t.co/G6InF0VVPq
— LINE NEWS (@news_line_me) November 1, 2019
実際に渋谷駅へ行ってみると、あちらこちらで工事が行われていて、まるで工事現場のど真ん中に放り込まれたような感覚になってしまいます。
そんな中で、今年は東急プラザ渋谷以外にも駅周辺に多くの新しいビルがオープンしました。いくつか振り返ってみましょう。
まず、11月に開業したばかりの「渋谷スクランブルスクエア」
地上47階・地下7階、高さ約230mという超高層ビルは、とにかく目立ちます。
渋谷の高層ビルといえば、2012年にオープンした渋谷ヒカリエがありますが、こちらは地上34階・地下4階、高さ182.5m。
渋谷スクランブルスクエアは、渋谷ヒカリエよりさらに一回り大きなビルです。
渋谷駅の東口に出ると、ビルの壁面がそのまま大型ビジョンになっていて、まさに近未来的!
また、展望施設「SHIBUYA SKY」はオープン以来高い人気を誇っています。
なお、渋谷スクランブルスクエアは今回の開業が終わりではありません。
いま建っているのは「東棟」で、このあと2027年までに「中央棟」と「西棟」が建てられるという、壮大な計画です。
同じ11月には、公園通り沿いに「渋谷パルコ」がオープンしました。
2016年に一時閉店して再開発が進められていましたが、地上10階建ての新しいビルに生まれ変わりました。
公園通り沿いといえば、コンサートなどで親しまれている渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)の建て替え工事が10月に完成。
ランドマークとなる建物のオープンが相次ぐ1年でした。
渋谷駅自身も変わる!年末年始には地下鉄銀座線の駅が移転
\銀座線渋谷駅が生まれ変わります!/
東京メトロでは現在、銀座線渋谷駅を明治通り上空に移設する工事を進めています。
2019年12月27日(金)夜から実施する線路切替・ホーム移設工事後、2020年1月3日(金)の始発から、新駅舎の供用を開始します。https://t.co/FfSrCtjUfQ pic.twitter.com/cAipsHQh0I— 東京メトロ【公式】 (@tokyometro_info) November 15, 2019
そして、渋谷の中心である渋谷駅自身も、これから大きく変わります。
まず、来年2020年1月3日には、地下鉄(東京メトロ)銀座線の渋谷駅が移転します。
銀座線は、「地下鉄」とは言いながらデパート(東急百貨店東横店)の3階という高い場所から電車が飛び出してくるという光景でおなじみでした。
しかし、デパートの建物は再開発で取り壊されることになり、これに合わせて、駅のホームがデパートの中から新橋寄りの新しい場所へと移ります。
一方でJRの駅も大きくリニューアル。
いまは、同じ渋谷駅と言っても埼京線・湘南新宿ラインのホームが遠く離れていて、不便を感じた人も多いでしょう。
これが来年には解消されて、山手線ホームの横に並ぶ予定です。
まとめ
「100年に一度の大改造」と言われている渋谷。
今年は東急プラザ渋谷のオープンで締めくくられましたが、来年から先もまだまだ大きく変わっていこうとしています。
きょうと明日の姿が違う街というのも、面白い気がします。
みなさんもぜひ、機会を見つけて新しい渋谷を体感してみてはいかがでしょうか。