オリンピックの楽しみといえば、大会の競技だけではありません。
ギリシャからはるばる運ばれてきた聖火をトーチ片手につないでいく、聖火リレーも注目のイベントですね。
そして、2020年東京五輪の聖火リレー、その概要が発表されました!
今回は、今回の聖火リレーがどのようなものになるのか、早速みていきます。
目次
2020年3月26日に福島県を出発、121日間で全国47都道府県をリレー
#Tokyo2020 オリンピック聖火リレー
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— 東京2020聖火リレー【公式】 (@tokyo2020seika) December 16, 2019
聖火リレーの出発点は、東日本大震災の被災地である福島県です。
2020年3月26日に、ナショナルトレーニングセンター・Jヴィレッジからスタート。
ここから全121日間!
全国47都道府県858市区町村をめぐる、壮大なイベントが幕を開けます。
聖火は、まず本州の太平洋岸を進んでいきます。
四国、九州を経由したあと、5月2日には一気に海を渡って沖縄県に上陸します。
その後は再び北上し、6月14日には津軽海峡を超えて北海道に入ります。
開会式が行われる東京都での聖火リレーは7月10日から始まります。
途中に伊豆諸島や小笠原諸島にも寄るので、「東京都内」といっても移動距離はかなり長くなります。
そして、開会式が行われる2020年7月24日に新しい国立競技場へ到着するというスケジュールです。
聖火リレーのコンセプトは、日本語では「希望の道を、つなごう」、英語では「Hope Lights Our Way」と決まりました。
ただ走るだけじゃない?こんなユニークな「リレー」も企画
【聖火 日本泳法や船でリレー】https://t.co/LlIU8jNcXu
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、来年3月にスタートする五輪聖火リレーの日ごとの詳細ルートや特殊リレー区間などを発表した。スキーやロープウエー、船のほか、初めて日本泳法でつながれる。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 17, 2019
聖火リレーは、トーチを持ったランナーが沿道に手を振りながら走っていく、そういう光景を思い出しますね。
今回も、通常はその形式です。
毎日、午前10時頃に始まり、1人当たり約200mの距離を2分ほどかけてゆっくりと走っていきます。
その日の最後の場所では、「セレブレーション」と呼ばれる聖火の到着を祝うイベントが開かれて、午後8時頃に聖火リレーは終わります。
これが普通の流れです。
さて、今回の聖火リレーでは、ランナーがただ走ってつなぐだけではない、変わった形式での聖火リレーが、全国各地で予定されています。
聖火リレーがスタートした翌日の3月27日には、福島県猪苗代町のスキー場で、スキーによるリレーが行われます。
夏季五輪にスキーとは異例の組み合わせですが、聖火リレーの期間が長期にわたるのでこのような企画もできるようになりました。
また、鉄道やロープウェー、高速船も聖火リレーで登場します。
変わったところでは、古くからの武芸として伝えられてきた日本泳法によるリレー。
大分県臼杵市や、広島市で行われます。
トーチを水中に沈めてしまうと大変なことになるので、見ている方はちょっとヒヤヒヤしそうです。
有名人も多数参加!聖火ランナーにはこんな人たちも
村)聖火リレー走者に選ばれた藤井七段、中学の時の50メートル走のタイムは「6秒8」だったそうです。
好きな駒、強いて言えば…藤井四段インタビューを動画で:朝日新聞デジタル https://t.co/cdRBpkGDZg— 長野_将棋ニュース (@NaganoShogiNews) December 17, 2019
ルートだけではなく、聖火リレーのランナーも発表されました。
一般からの参加者に混じって、有名人も多数参加しています。
まず、第一走者は、2011年のFIFA女子ワールドカップドイツ大会で優勝したサッカー女子日本代表チーム「なでしこジャパン」が担当します。
いまの代表ではなくて、当時の代表メンバーが集まるというのは懐かしさもありますね。
有名人のランナーは、出身地であるとか、その地域にゆかりのあるということで選ばれています。
分かりやすいところでいうと、元マラソン選手の宗茂さん・猛さん兄弟、谷口浩美さんは、いずれも現役時代所属していた旭化成のある宮崎県で選ばれています。
芸能人も数多く聖火ランナーに選ばれるなか、ユニークなのは将棋の藤井聡太七段。
地元である愛知県で聖火ランナーに決まりました。
将棋の駒をトーチに持ち替えるといったいどのような表情を見せるでしょうか?
そして、聖火台に点火するのは?
きょう27日付東京版終(裏)面は連載の2020東京五輪&パラリンピック特集です。今回の話題は #聖火リレー。最終点火者が誰なのかは気になるところ。64年東京大会で最終ランナーの #坂井義則 さんにつないだ井街(旧姓・鈴木)久美江さんが当時を振り返ります。スポニチ陸上部にも所属していました。 pic.twitter.com/q9e5YtCtMU
— スポニチ東京販売 (@sponichi_hanbai) March 27, 2019
こうして、多くの人の手を通してつながれてきた聖火は、7月24日の開会式で、クライマックスとなる時間帯に競技場に姿を現し、聖火台に点火されます。
最後にして最大の興味は、誰が最後に聖火台に点火するのか?ということです。
前回、1964年の東京五輪では、当時大学生だった坂井義則さんが選ばれました。
青空をバックにして、旧・国立競技場の聖火台の脇にさっそうと立ち、聖火を掲げて点火する映像は、五輪を象徴する一コマとしてニュース映像でも何度も流れました。
大河ドラマ「いだてん」にも登場しましたね。
最近の五輪では、過去の五輪メダリストが選ばれることが多くなっています。
1998年の長野冬季五輪では、女子フィギュアスケートのメダリスト、伊藤みどりさんが聖火台に点火しました。
その流れでいけば、今回の東京五輪も、やはり有名なメダリストなのでしょうか?こればかりは当日のお楽しみです。
まとめ
チケット発売や新・国立競技場の完成に続き、聖火リレーの発表と次第に五輪本番への期待が高まってきました。
年が明けて2020年になれば、いろいろなイベントやニュースで、さらに雰囲気が盛り上がることは間違いありません。今から楽しみですね!