2014年のキングオブコントで優勝したシソンヌをご存知ですか?
驚異的な演技力にネタの構成、独特な世界観。
最近では有吉の壁に出演と、世間での浸透度が高くなってきました。
ですが2014年のキングオブコントで優勝した時の世間の評価と芸能界からの評価には大きな差がありました。
なぜなんでしょうか?
シソンヌの2人は芸人としてだけでなく、俳優・脚本家としても活躍しています。
シソンヌライブの魅力やシソンヌの今現在についても、本人たちのインタビューや世間の声を交えてまとめてみました。
目次
【シソンヌ】って?
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メンバー:じろう(ボケ)、長谷川忍(ツッコミ)
結成年:2006年
出身地:じろう(青森県弘前市)、長谷川忍(静岡県浜松市)
ネタ作成者:じろう
同期:チョコレートプラネット、向井慧(パンサー)、ハライチなど
シソンヌの2人は東京NSCの11期生で26歳の時にお互い知り合うことになり、翌年にコンビを結成しました。
芸人としては少しスタートが遅かったシソンヌ。
じろうはコント劇団に所属中していましたが自分の限界を感じてNSCに入りました。
長谷川忍さんは吉本にいましたが舞台前に相方がいなくなり、新しい相方を求めてNSCに入ったそうです。
この頃からシソンヌのお笑いに対する熱量の大きさを感じます。
2人の活動の場が広がり始めたのは2014年のキングオブコント優勝とシソンヌライブを続けてきたことが大きかったといいます。
シソンヌという名前の由来はバレエの動作の名前からきているそうです。
【似浦大知Mステチャレンジ14日目】
本日のバレエ技「シソンヌ」
両足で跳んで片足で着地。
キングオブコント優勝のシソンヌさんの芸名の由来にもなっています。初心を忘れず頑張ります。
本日もよろしくお願いいたします
↓https://t.co/5F6wleNGeb
↑#三浦大知 #似浦大知 #Mステへの階段 pic.twitter.com/4TTr7HAdit— 前田じん (@maedajin2020) August 15, 2018
なぜこの名前にしたのかは分かりませんでしたが、独特な個性を名前から感じます。
ちなみに長谷川忍さんは『アラベスク』を推したそうですがじろうさんが『シソンヌ』を強く希望して決まったそうです。
【シソンヌ】2014年KOC(キングオブコント)優勝。面白くないのに芸人からの評価が高い?
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2014年に行われたキングオブコントはトップバッターでコントを披露したチョコレートプラネットが、決勝最後に対決したシソンヌに負けて優勝を取り逃しました。
よって世間では『チョコプラの方が面白かった』という意見や『チョコプラがかわいそう』『シソンヌ面白くなかったのに』などの不満が出たというわけなんです。
2014年キングオブコント
シソンヌはほんと何が面白いのかわからなかった— 華琳架菜☆パッツンスキー (@karin_kana) October 19, 2019
今更キングオブコントのシソンヌのネタをみた。
うーん、つまらない。
芸人だけで番組作るんじゃなくてもう少しお客さんの反応を率直に反映できる番組にならないかねぇ。お客さんを笑わせるんじゃなくて審査員を笑わせてくるようなネタをみせる時点で低レベル— むろい (@rikuhorn) October 26, 2014
シソンヌはコントライブに多くの芸人が足を運ぶほど、芸人ウケがいいコンビなので審査員が101人の芸人という点も視聴者に反感を勝った原因の一つだと言えるでしょう。
シソンヌのコントは本当に面白くないのか?
ネットでシソンヌのネタは面白くないという意見もありますが、ハッキリ言って、面白いです!
シソンヌのコントの特徴は『いそうでいないキャラの登場』『キャラの演技力』『じろうさんの細かくメッセージ性のある構成』だと思います。
シソンヌ面白い
勧誘ってこんな感じでされるんかな— タカヨシ (@tkystkys) March 21, 2019
以前、長谷川忍さんがインタビューで芸人のウケはいいのに世間から認められない事について胸の内を明かしていました。
「笑いの量は負けてないのになんでだろう」っていう、モヤモヤとした思いはあったんです。でもその時も楽屋で「面白かったぞ」って言ってくれる先輩が周りにいたので、僕らは救われていたというか。
また、シソンヌを応援していたのは先輩芸人だけでなく、同期のチョコレートプラネットも陰ながら応援していました。
2014年のKOCの舞台裏では、チョコレートプラネットがじろうさんの亡くなったお母さんの写真をモニターに向けて、シソンヌの活躍を見れるようにしてくれていたそうです。
決勝で戦うライバルであり、深い仲の同期なんですね。
先輩芸人だけでなく、同期からも愛されるシソンヌは世間の『シソンヌ面白くない』を覆すかのように最近ではメディアの活躍が目立ってきました。
有吉の壁のブレイク芸人選挙権から生まれた“ちーんちょん”の「こうへいくんとゴンちゃん」や「不動産」、KOCで優勝したネタの「くっせぇ縲怎堰[メン」などyoutubeの再生回数も増えています。
有吉の壁でシソンヌの面白さを発掘したという人もいるようです。
有吉の壁をみてから、シソンヌの面白さに気がついた。そして、じろうさんは青森の出身だったの初めて知りました( ⸝⸝⸝°_°⸝⸝⸝ ) フワちゃんのやつとか昨日の好きになっちゃうのキャラクターが面白すぎたよ、、、笑
— (@atsumifilm) June 4, 2020
どのネタもシソンヌの深いキャラ設定が光っているのでチェックしてみてください。
シソンヌyoutubeチャンネル
シソンヌライブ(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/user/sissonnelive
シソンヌSNS
じろうさんTwitter:@sissonne_jiro
https://twitter.com/sissonne_jiro
長谷川忍さんTwitter:@hasemadgawa
https://twitter.com/hasemadgawa
シソンヌモノクロInstagram:sissonne_mono
https://instagram.com/sissonne_mono
長谷川忍さんInstagram:sissonne_hasegawa
https://instagram.com/sissonne_hasegawa
【シソンヌ】じわる!シソンヌライブ。演技力無限大のカメレオン芸人
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シソンヌのコントの特徴は出てくるキャラの濃さがあげられます。
じろうさんの頭脳が作る架空の人物はキャラが濃く、『どこかにいそうでいない』人物です。
この『どこかにいそうでいない』人物、という所に面白さが濃縮されています。
個人的な感想になりますが、シソンヌのネタほど構成がしっかりしているコントは珍しいと思います。
その証拠に2014年のキングオブコントのネタが挙げられます。
2つのコントが繋がっている!?
2014年キングオブコントの決勝戦のネタ2つが繋がっているんです。
ラーメン屋に来たおっさんというネタに出ていたおっさんをひいたのはコント2回目に出てきたタクシーのおっさんだった、というオチです。
気付いたファンからは「コント史上初ではないか」との声も上がっていました。
『キングオブコント2014』
シソンヌさんが初優勝!2本目の最後にタクシー運転手が事故る→1本目のラーメン屋から出たおっさんが事故に遭う
に繋がる素敵なネタ2本でしたね☆— ディスコ☆スター (@discostar1229) October 13, 2014
シソンヌの為のキングオブコントやったなー。ラーメン屋を飛び出したおっさんがラスト、タクシーに轢かれるって繋がるので優勝を確信した!
— ひぢり (@hiziri1229) October 13, 2014
特にじろうさんの演技力は2014年のキングオブコントで優勝するよりも前に実力を認められていて、2013年フジテレビの「Oh,MyDad!!」に出演していました。
その後も2017年TBSドラマ「カンナさーん」や2019年大河ドラマ「いだてん」に出演し、相方の長谷川忍さんも同年にTBSドラマ「凪のお暇」に出演しています。
ドラマに俳優として引っ張りだこのシソンヌですが特にじろうさんは演者としてでなく、芸人として見られたいという気持ちが強いようです。
【長谷川忍】 言葉的に当たっているかわからないですけど、“美味しい仕事”が今年は多かったのかなというのは自分たちの中にありましたね。
【じろう】まあでも、「芸人」という自覚がすごい強いんで、うまく立ち回れないですね。これは一生正解が出ない気がしますね……はい(苦笑)。
芸人さんはコントで様々な人になりきるのでドラマの役作りのそれに似て上手なのかもしれません。
着々と人気が上がってきた今、ドラマよりもバラエティの出演も多くなりそうですね!
【シソンヌ】じろうは脚本家!結婚もしてる?
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シソンヌのじろうさんは2015年、シソンヌのコント上の登場人物である、“川島佳子”を主人公とした小説「甘いお酒でうがい」を出版しています。
“川島佳子”は独特な一面を持ちながら、側から見たら母親と言われてもおかしくないほど年下の岡本くんという彼氏もいる、恋愛経験の多い女性です。
優しくてまじめな独身OLで、どこにでもある幸せに気付く天才です。
主人公の川島佳子が40歳後半の派遣社員であるという部分にしっかりリアリティを持たせている辺りがじろうさんぽいです。
コント上のキャラが実際に息を吹き込まれて活動するのは友近さんくらいかと思っていました!
じろうさんは川島佳子になりきって本を書いているうちに、「外見は女になっていたと思う」「もはやこんなことを書いた覚えがない」と、完全に川島佳子になって本を書いていたそうです。
「甘いお酒でうがい」は2020年4月に映画化もされています。(のちに延期が決定されました)
じろうさんの結婚について
じろうさんの結婚についてですが調べて見たところ、結婚していませんでした!
では、なぜじろうさんの結婚が話題になったかというと、女性に関する噂が関係しているようです。
じろうさんが「女なら誰でも手を出す」というのです。
本当なのでしょうか?
過去のインタビューでじろうさんは、電車に乗って、歳を重ねても自分を可愛く見せようと頑張ってお オシャレしているおばさんを見ると、たまらなく可愛いという気持ちになるそうです。おばさん世代が好きというより、何歳になっても可愛くオシャレしたいと思っている気持ちが可愛いと答えていました。
この事から「女なら誰でも手を出す」という噂とは違うような気もします。
もしかしたらシソンヌのライブでじろうさん演じる女性キャラが「好きになっちゃうぅ」と連発するのでそのような印象をつけてしまったのかもしれません。
長谷川忍さんの結婚について
実際に結婚されていたのは長谷川忍さんの方で一般女性と2017年3月25日に入籍されています。
お顔は分かりませんでしたが長谷川忍さんと仲のいい指原莉乃さんがツイッターで長谷川忍さんの奥さんの可愛さにびっくりしています。
シソンヌの長谷川さんの結婚式へ!
ぐんまちゃん(奥さん)すっごくキレイだった〜おめでとうございます!とっても幸せな気持ちになった✨ムロさんと。 pic.twitter.com/epLAszIbQo
— 指原 莉乃 (@345__chan) February 26, 2018
なぜぐんまちゃんというあだ名なのかは分かりませんがあだ名からして可愛い感じですね!
まとめ
2014年キングオブコントで優勝したシソンヌはお客さんの評価よりも芸人さんからの評価が非常に高いコンビでした。
ですが、最近では有吉の壁など数多く、バラエティ番組に出演し世の中がシソンヌのお笑いに追いついてきました。
シソンヌの演技力はキングオブコントで優勝するよりも前から注目されており、数々のドラマに出演していました。
シソンヌの2人は様々なキャラクターになりきるのが得意でドラマの役作りも上手でした。
結婚は長谷川忍さんだけがされていましたが人気が上がってきた今、じろうさんの結婚もあるかもしれませんね。
今後も2人のコントと演技に注目です!