「ナナナナ~♪」という音楽と共に、リズムに合わせてゆる~いダンスで登場し、人気芸人となった『ジョイマン』
強烈なキャラに語尾を合わせた意味不明のワードで、お客さんから人気を得ていました。
ゴールデンタイムに放送される番組に出演していた彼らですが、番組の終了と共に、テレビ画面に映る機会がだんだんと減少……。
ついには、サイン会に誰もきてくれないという「0人サイン会」も体験することに。
ブレイクから間もなくして、一発屋芸人の烙印を押された彼らですが、再びブレイクの兆しを見せています。
その秘密と一発屋芸人と言われるまでに落ちぶれてしまった経緯や、結成に関わった意外な人物についてまとめてみました!
目次
『ジョイマン』のプロフィール
メンバー:高木晋哉(たかぎ しんや)、池谷和志(いけだ かずゆき)
結成年:2003年
事務所:吉本興業
活動時期:2003年
出身:NSC東京校8期
出会い:横浜市立谷本中学校
芸種:コント、漫才
同期:スリムクラブ、ジャルジャル、尾形貴弘(パンサー)など
高木晋哉Twitter:@joymanjoyman
高木晋哉アメブロ:ジョイマン高木晋哉オフィシャルブログ「おこがましいけど愛させて」Powered by Ameba
池谷和志Twitter:@Iketanijoyman
池谷和志アメブロ:ジョイマン 池谷和志オフィシャルブログ「じゃない方日記」Powered by Ameba
池谷和志Instagram:joyman.iketani
Youtube:ジョイマンチャンネル
ジョイマンの2人がコンビを組んだのは2003年。
横浜市立谷本中学校の同級生で同じバスケットボール部に入っていました。
結成から5年後の2008年には、旬な芸人としてメディアに出演していた2人。
ですが、その2年後2010年には一発屋芸人という認識が世間に浸透していました。
『ジョイマン』結成のきっかけに秦基博
同じ中学校出身であったジョイマンの2人は、シンガーソングライターの“秦基博”によって、コンビを組むことになりました。
きっかけは20歳の成人式。
1人芸人を目指すため、NSCに入ることを決めていた池谷和志さん。
同級生である秦基博さんに夢を語っていたところ、高木晋哉さんに池谷和志さんとコンビを組むことを提案。
高木晋哉さんは、芸人になることなど頭になかったため、猛勉強し、早稲田大学に入学することが決まっていました。
ですが、秦基博さんの一言によって、芸人としてコンビを組む道へ進むためにことになった2人。
池谷和志さんは高学歴の高木晋哉さんとの間に差がありすぎると思い、高木晋哉さんに大学を辞めることを勧めます。
戸惑いながらも、芸人になると決めた高木信也さんは、両親の反対を押し切り大学を中退。
NSCに入学し、芸人を目指したのでした。
早稲田大学の合格率は、2015年の時点で17%と、東京大学の合格率の半分。
しくじり先生という番組では、ジョイマンが出演し、高学歴なのにそれが生かされていない芸人として紹介されていました。
ですが、ジョイマンのネタを見てみると、ゆるゆるとしたラップで様々な韻を踏んだ歌詞を次々と作り出す能力の高さを感じます。
頭の回転の速さや、様々な事柄に注目しそれをネタに変えていけるところに高木晋哉さんの頭の良さを感じますよね!
『ジョイマン』ブレイクするもすぐに一発屋に転落
ジョイマンは結成後、わずか5年ほどで一気にブレイクするほど活躍していました。
ですが、出演していた番組の終了とともに、ネタを見せる機会が大きく減ってしまったのです。
当然、メディア出演が少なくなれば、世間から忘れられる存在となってしまいます。
その間にも次々と新しい若手のお笑い芸人が出てきては、活躍し、ブレイク。
ジョイマンの人気が最もあった2008年からわずか2年ほどで、一発屋芸人の烙印を押されてしまうんです。
高木晋哉さんは、一発屋芸人と烙印を押されてしまった2010年に交際していた一般女性と結婚。
ブレイクが去り、人気を失ってしまった後に結婚をしたため、月収わずか13万円というお給料で妻と子供を養っていたそうです。
さらにこの年失ってしまったのは、芸人としての人気だけではありませんでした。
妻からの信頼も失っていたのです。
それは高木晋哉さんのスキャンダルでした。
皮肉にも一役ブレイクした芸人として、週刊誌にマークされていた高木晋哉さん。
他の女性と会っているところをとられてしまい、ファンの信用も失ってしまいます。
ですが、彼女は高木晋哉さんと別れる事はなく、一発屋に転落した今も横で変わらず支え続けてくれています。
2人の間には娘さんも誕生しており、ジョイマンのネタである「なななな~♪」からとって、名前を「なな」に命名。
普通だったら、名前の付け方に対して怒りそうですが、奥さんの懐の広さを感じますね。
『ジョイマン』ぴえん状態からの再ブレイク!
2010年に一発屋芸人と認定され、1度は沈んだとされていたジョイマン。
ですが、最近再ブレイクの兆しが見られているようです。
「しくじり先生 俺みたいになるな!!」という番組に出演し、高学歴でありながらも、月収13万円ほどの収入で家族を養っていることなどの暴露話を紹介。
さらには、2014年8月3日のツイートでサイン会に来たお客さんの人数が0人であるとツイートをしていました。
2019年には「あれからもう5年。まだ5年。風化させちゃいけないと思ってます」とツイートもしています。
あれからもう5年。まだ5年。風化させちゃいけないと思ってます。 https://t.co/d5zocxpO0w
— ジョイマンの高木晋哉 (@joymanjoyman) August 3, 2019
Twitterをきっかけに、少しずつメディア出演が増加していき、2018年に開催したライブでは「チケットが売り切れなかったら解散」という目標を掲げ、見事すべてのチケットを売りさばきました。
ジョイマンは、自分たちの自虐を逆手に取り、SNSで過酷な状況を紹介することで、世間の注目を再び集めることに成功しています。
最近では、人気芸人がゲーム機の中に登場する「データカードダス最響カミズモード」にTT兄弟と共に出演もしています。
ジョイマンの沈んでも起き上がろうとする姿勢が、再ブレイクのきっかけをつかんだと言っても良いでしょう。
また、最近ではしゃべくり007では花澤香菜さんが可愛すぎる「なななな~」を披露したことも話題となりました。
これはジョイマンへの追い風がきていることは間違いないでしょう。
『ジョイマン』の動画
まとめ
「なななな〜♩」で一生を風靡したジョイマン。
しかし、人気は数年で衰え、ジョイマンを知っている人は一気に少なくなってしまっていました。
ですが、ジョイマンは最悪の状況を逆手に取り、再ブレイクを果たしています。
最近ではメディア出演も増え、徐々に2008年の人気を取り戻してきました。
ジョイマンの独特な脱力系ラップは見ている人を癒し、そして笑いも与えてくれる新しいお笑いのネタと言えるでしょう。