「これは○○なんだってさー!」
「ワハハハハハハハ!!」
「……ちょっと何言ってるか分からない」
こんなやり取り聞いたことありませんか?サンドイッチマンの鉄板ネタです。
2007年にM-1グランプリで優勝してからグングン『メディア』に登場し、最近はゴールデン枠の番組でもよく見るようになりましたね。
そんなサンドイッチマンの人気振りについて皆さんはどんなイメージを持っているか?そして、そのイメージと現実ではどこまでギャップがあるのかを確かめてみたいと思います。
目次
サンドイッチマン成功の背景にある事務所移籍
サンドイッチマン富澤さんの絵可愛すぎやしすらすら過ぎて上手い…😭 pic.twitter.com/GzEBNvRHeO
— きままにいきる いしばしまり (@tanosiku_ikiruo) April 6, 2020
まず、サンドイッチマンの簡単なプロフィールをご覧下さい。
・伊達みきお(ツッコミ)
1974年9月5日 宮城県仙台市出身
・富澤たけし(ボケ&ネタ作成)
1974年4月30日 東京都板橋区出身
※コントの内容によって稀に伊達が即興的なボケを言い富澤がツッコむ場合もある
さて、凄く初歩的(ファン以外はどうでもいい話かも…)な事になりますが、サンドイッチマンは吉本興業ではないんですね。
元々彼等はホリプロに所属していて、当時は3人組(トリオ)で活動していたんですね。
さらに伊達も富澤もボケを担当し、当時の相方である浜田ツトムがツッコミを担当していました。
しかし1年足らずで浜田ツトムが脱退してしまい自身のマネージャーにもお笑いのダメ出しをされ移籍を決断します。
そして、自由な芸風を求めて芸人のホロッコが経営する「フラットファイブ」に所属するのでした。
その事務所移籍が吉と出たのか、エンタの神様への出演が決まり徐々に人気が出始めます。
その勢いに乗り2007年のM-1グランプリで敗者復活戦からの優勝となり、一気に知名度を上げました。
やがてフラットファイヴは、サンドウィッチマンがM-1王者になってからマネジメントで大忙しとなり、経営者のホロッコも芸人活動を再開し、芸人のマネジメントも退いたのです。
そこでサンドウィッチマンは当時の自分たちのマネージャーを引き連れて仲の良かった経営者の中村歩さんに「新しい事務所の社長になってください」と頼み込んだそうです。
2010年に共同で新事務所「グレープカンパニー」を立ち上がり、残されたフラットファイヴの芸人たちもほぼそのまま移籍しました。
サンドイッチマンの行動力は、行き場のなくなった他の芸人からも感謝される事となり、器の大きさを実感する出来事となりました。
彼等は芯のある事務所移籍を行い、今の地位を築いてきたんですね。
コントだろうが漫才だろうがとにかく面白い
サンドイッチマン、面白いなぁ😊
古い映像だからか音声と口の動きがズレてる
いっこく堂のネタみたい😊#サンドイッチマン pic.twitter.com/5UbKBvXOtP
— マリモ☘️ (@WkWe6us5e1dfwqY) April 12, 2020
サンドイッチマンって漫才師なの?コント師なの?と思ってしまいますよね。
平たく言えば、答えは「どちらも」です。また、本人達は「漫コン師」とも自称する事もあります。
コントならではの奇抜なキャラクターの設定ではなく「客と店員」など、一般的な設定で行うのでマイク一本でもステージセットがあっても実演出来るのです。
なのでサンドイッチマンは「会話のちぐはぐさ」で笑いを取るパターンが多く、つい吹き出してしまうネタばかりです。
コント:不動産屋
コント:薬局
コント:結婚相談所
コント:携帯ショップ
コント:学習塾
コント:マスター
漫才:ラグビー
grapecompany(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCIPIoslhqBLMrnU3EU1wrlA
まだまだありますが、本当に漫才スタイルでもコントスタイルでも面白いですよね!
カロリーゼロ説や安倍首相のモノマネの凄さ
歌まで出しているカロリーゼロ理論
サンドイッチマン安定👏💕
萌音ちゃんファンなんだね😚#帰れマンデー #上白石萌音 pic.twitter.com/KUdLpXxv3b
— ゆか☺︎ (@421Oyuchan) April 6, 2020
「ドーナツは中心が空洞だから実質カロリーゼロ!」
こんなフレーズを聞いて「あり得ないわ!」と思いながら笑っていても「もしかしたら本当なのか!?」と思ってしまう方はいませんか?
伊達さんお得意の「カロリーゼロ理論」のネタなのです。
パターンは幾つもあり、どれも無理矢理カロリーゼロに持って行ってるんですが何故か妙に説得力があったりもします(真面目な表情で説明してるから?)よね。
あまりにカロリーゼロが好きすぎたのか、『MONKEY MAJIK』さん(※エイベックス所属:仙台在住の4ピースハイブリッドロック・バンド)とコラボして歌まで出してしまいました。
サビの部分がめちゃくちゃ頭に残りますね(笑)
安倍首相のモノマネ
また、最近ではなかなかやる芸人さんはいなくなった総理大臣のモノマネも伊達さんはやるのです。
特に安倍総理大臣は何故かタブーな雰囲気があり、手を出す人はまずいないのですが伊達さんのモノマネは嫌味なく特徴を捉えているので本当に凄い事だと思います。
それをフォロー(ナイスアシスト)する富澤さんの存在も本当に素晴らしいので、2人の呼吸感も含めて楽しんでもらえたらなと思います。
人間としても素晴らしいサンドイッチマンの神対応
伊達/幼き頃僕は石巻で育ちましたからその石巻に聖火を持って行けることに誇りを感じています
富澤/この火でちょっとタバコ付けてみたいと思いますwww pic.twitter.com/kqpVlCrwbD
— ピカピカ光 (@hika1202_HSJ) March 20, 2020
それは記憶からなくしてはいけない東日本大震災が発生した後の彼等の行動が、芸人としてでなく一人の人間として素晴らしいの一言に尽きるエピソードを持っています。
・2011年3月16日に記者会見で『“東北魂”東北地方太平洋沖地震義援金口座』と銘打った銀行口座を開設と募金活動の開始を発表。震災は3月11日なので考えてから行動に移るまでのスピードが物凄いと思いますね。
・2人で1000万円を寄付する。これだけでも凄すぎる行動力っぽい事が分かりますね。
・東北魂のロゴ入りチャリティグッズも販売を開始した。この件について富澤たけしは、 和田アキ子からも電話がかかって来て「何をしたらいいか教えてくれ、テレビ見てて辛い」と泣いて相談したと言うのです。これが後のホリプロ「あの鐘を鳴らすのはあなた基金」の開設につながったと言う大御所をも動かすエピソードがあるんですね。
・5月27日、2人は宮城県庁を訪れ義援金9000万円の小切手とチャリティグッズのTシャツを、宮城県知事村井嘉浩に手渡した。地元を愛するが故の行動だとしても脱帽ですよね。
・そしてチャリティーライブとチャリティグッズの収益を含め、なんと2億9722万円が集まったのです。その義援金は岩手県や福島県、宮城県など計6県に渡して回った。地元だけに留まらない事も称賛される理由なんですよね。
勿論、大物芸人からも絶対的な評価を得ています。
ビートたけしやダウンタウンの松本人志は数少ない自身が面白いと認める芸人にサンドイッチマンの名前を挙げており、お笑いのセンスもピカ一だと言う事が分かりますね。
まとめ
どうだったでしょうか?
単なるデカくて面白いおじさんコンビと言うだけではなく、人間力も兼ね備えたサンドイッチマンの2人でした。
これからもネタを沢山やっていくスタンスで皆さんを笑わせてくれると思います。
その活躍を期待して見ていて下さいね。