12月ももう半ばです。
忘年会シーズン真っ盛りですね。
会社の忘年会、プライベートでの忘年会、今年ははいくつの忘年会に参加しましたか?
最近は、若者の『飲みにケーション離れ』が注目され、忘年会に対する意識が変わってきました。
忘年会する?忘年会スルーする?
そんな話題が流行する世の中になりました。
あなたはどうスル?
#忘年会スルー ってなに? 日本のお父さんが大切にしてきた“飲みニケーション”は受け入れられなくなっている(togetter)
https://togetter.com/li/1441545
Twitterでハッシュタグ『#忘年会スルー』を見る
https://twitter.com/hashtag/%E5%BF%98%E5%B9%B4%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC
忘年会賛成派?反対派?
#忘年会スルー か。私は酒が大好きだし、外食も好きだし、忘年会に限らずそういう場には必ず参加。#飲みにケーション が下らないって人もいるけど、仕事場では分からない相手の一面も垣間見えるし、私は楽しく活用してる。渋々行くくらいなら行かなければいい。それが楽しい人達だけで盛り上がろう♪
— 加納未彩 (@bluerose_mk) December 11, 2019
忘年会の開催には、賛成派・反対派それぞれ理由があるようです。
賛成派に多いのは過酷な若手時代を乗り切り中堅で活躍し、50代過ぎて役職につき落ち着いた世代の方々です。
社内では話せない本音で話せたり、お酒が入ることで多少無礼講になり普段とは違う一面が見られたりと、まさに『飲みにケーション』の場を楽しめることが忘年会の醍醐味だという方が多いことが理由です。
逆に反対派に多いのは、新入社員や若手社員の方々です。
残業に匹敵するレベルの拘束時間、聞きたくもない上司の愚痴を延々と聞かされながらのサービス相槌。
接待のオンパレードで飲めず食べれず無駄金払い。
やりたくもない余興でコスプレを着たりダンスを踊ったり『飲みにケーション』どころか、ストレスとパワハラ以外の何物でもないという方が多いのが理由です。
一方、賛成派の若者の意見では「職場の方と親睦を深めたい飲むことが好きでお酒代がうくので助かる」「職場環境に恵まれているので何の苦痛もない」などの意見があります。
また、上司にたくさん飲ませて酔い潰して「普段の鬱憤を晴らしたい!」などの意見も(笑)
賛否両論ありますが、いずれにしても強要はよくないですよね。
参加したくない人にもそれなりの理由があるものです。
お互いに楽しみたい人たちが集まることで、楽しい忘年会になると思います。
そもそも、人間関係が良好な環境作りができている職場なら忘年会開催に賛成や反対の派閥なんてできないんでしょうね。
#忘年会スルー とは……
行きたくなければ行かなくていいよ。上司のつまらない話なんてみんな聞きたくないよね
— しげ (@ang3303) December 16, 2019
忘年会に参加したくない若者の中で流行している『#忘年会スルー』
スルーとは、throughという英語からきたものです。
本来の意味は「通り抜ける」といった意味があります。
これが、いつしか「聞き流す」というような意味で使われるようになり、更にそれが「気にしない」「無視する」というような意味でも使われるようになりました。
最近は既読スルーという言葉をよく聞きますよね。
流行の『忘年会スルー』とは、忘年会を無視する=忘年会を欠席する
というような意味で使われています。
気の知れた仲間同士なら喜んで参加する忘年会ですが、特に職場の忘年会は『忘年会スルー』という言葉ができてしまうほど嫌われているようです。
『忘年会スルー』の大きな理由は、やはり職場の人間関係が関わっています。
昔よりは落ち着いたといわれていますが、上下関係の有無。
「上司や先輩に気を使わなければならない」「落ち着けない」「年代の違いで話が合わない」「楽しめない」などと感じる若者がほとんどです。
また『参加の強要』『余興の強要』『お酒の強要』など、現代の若者が最も嫌う強要。
強要されるのは業務だけで十分だ!!!と若者の叫びが聞こえてきそうです。
これはもう『忘年会スルー』が流行する理由がわかりますね。
おつかれさまです!忘年会幹事さん
忘年会スルー
言い訳どうしましょう
なんて考えている時間自体がもったいない
どうしよう🙄
と思った段階で行きたくないんだから
早く断っちゃえばいいんですよ
言い訳は後からでOK!
とりあえずは
「ちょっと都合が悪くてごめんなさい」
幹事さんが一番困るのが返事がない人#忘年会スルー
— 帰国ママ@小さなカフェオーナー (@kikokumama) December 10, 2019
忘年会の成功の鍵を握るのは幹事さんといっても過言ではないくらい、幹事は重要な任務です。
日程決め・お店選び・料理選び・参加人数確認と……これは業務か?!思えるほどの忙しさです。
めんどくさいので『忘年会幹事スルー!』したい気持ちになりそうですが、そういう訳にはいきません。
忘年会シーズン真っ盛り、乗り遅れるとお店選びが大変です。
もうすでに、流行のお店や良い雰囲気のお店はどこも満席です。
職場なので幅広い年齢層に満足してもらえる料理を選ばなければいけません。
揚げ物ばかりはタブーです。
珍しい多国籍料理などは好き嫌いがわかれやすいので考え物です。
女性が多い職場なら、デザート付きが鉄則……
などなど、悩みはつきません。
更に値段も重要で、予算内で満足いく仕上がりにするにはかなり至難の技です。
幹事になると、普段以上にクーポンのありがたさを実感しますよね。
お店も料理も参加人数も決まり予約完璧!忘年会幹事ほぼほぼ任務完了とホッと一息……とはいきません。
最大の山場は当日です。
当日になって突然の「#忘年会スルー」
幹事としては、流行してほしくない言葉ですね。
当日キャンセルはキャンセル料が発生したり、最悪は予約人数分の全額支払いのところもあります。
当日に痛い目見ないように、事前に当日欠席の料金については十分に確認しておく必要があります。
そして、忘年会スルーする方、せめて前日までには幹事さんに一言連絡を入れましょう。
「事前欠席連絡」は『#忘年会スルーのマナー』として取り入れて欲しいものですね。
参加者だけでなく幹事も忘年会スルーしてしまいたくなるような忘年会。
それでも忘年会の風習をなくさない日本。
果たして忘年会の需要はどこにあるのでしょうか。
忘年会の次は新年会
次のトレンド言葉予想してみます。
「新年会スルー」
どうだろ笑#新年会スルー
— まっ さん (@UUQ6GPQZ3pLAckt) December 14, 2019
忘年会が終わり、仕事納めも終わり、待ちに待ったお正月休暇。
さて、その次にやって来るのは……
そう新年会です!
お正月休暇で完全に現実逃避を楽しんでからの仕事復帰ですら苦痛なのに、さらにその苦痛を倍増させる新年会。
新年会の幹事や余興のことを考えるだけで、お正月休暇も楽しみ半減ですね。
新年早々お店の予約・新年早々余興の練習・新年早々上司の接待、考えただけでもうんざりです。
職場によっては、忘年会終了と同時に新年会の通知がくる所もあるそうで……忙しい社会です。
来年のトレンドワードに『#新年会スルー』が上がってくるのではないでしょうか。
せめて、忘年会か新年会かどちらかだけにしてもらいたいものですね。
まとめ
職場での良好な人間関係を築く為に忘年会は必要という意見が数多くあります。
コミュニケーション能力を身につける場として自分の為にも忘年会は必要という意見もあります。
しかし、それは全ての人に当てはまるとは限りません。
お酒が飲めない人、飲み会の場が苦手な人、職場の付き合いとプライベートの付き合いを分けたい人など、それぞれです。
忘年会の参加強要なんてもってのほかです。
なぜ忘年会をスルーする若者が増えてきているのか会社としても考えを改め、今後の忘年会のあり方を検討する必要があるのではないでしょうか。